東北最古の蔵屋敷 [最古巡礼]
安藤商店蔵屋敷 1892~
武家屋敷で有名な秋田県角館の味噌醤油店・安藤商店には、明治24年に建てられた東北最古の
蔵屋敷があります。煉瓦造りで耐火性を考慮した設計で当時は斬新な建築だったそうです。
暑い夏 水が飲みたい!日本最古かも 「水飲み場」 [最古巡礼]
共用栓 1914~
いまでも手洗いや飲み水に使用されている。
JR門司港駅
ありふれた日常のテーマの中には、なかなか見つからない最古もあります。例えば、公共の共用栓
(水飲み場)もそのひとつでした。明治時代に導入された時点では、出水口にライオンの飾りが付き
獅子頭共用栓と呼ばれ、獅子はやがて竜にかわり、蛇口と呼ばれました。博物館に行けば見ること
ができますが、あくまでも、現役で使用されるモノを探しました。
ライオンや竜の飾りはついてないのですが、大正3年(1914年)の門司港駅開業から、設置されて
いる共用水道。蛇口は修理交換の際、シンプルになったと思われ、終戦時、「この水を飲んで、九州
への帰省を実感した」という、いわれから帰り水と呼ばれる。今のところ、現役でこれ以上古い共用
水道は発見できませんでした。
最近はレプリカの獅子頭共有栓を多いので注意が必要!
クラーク博士が立案した、最古の農場 [最古巡礼]
西洋式農場 1877~
札幌農学校第二農場はモデル農場として、あの有名なクラーク博士が構想し、
明治十年に 建てられました。明治十六年の札幌には家が1000戸もなかったらしく、
原野が広がっていたそうです。牛マークがオシャレですね。(新書に掲載)
2010年4月に撤去されました。日本最古だった歩道橋 [最古巡礼]
4月に撤去されました http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100313/CK2010031302000164.html
西枇杷島町歩道橋 1959~
4月25日は歩道橋の日。
昭和38年に大阪駅前に設置された歩道橋を記念して制定された。
しかし、それより4年前の昭和34年に歩道橋があった、{愛知県西枇杷島町の歩道橋}である。
当時は歩道橋という呼び名はなかったので、「学童専用陸橋」と名付けられていた。
現在、道路の拡張工事が進行しており、工事が終了した段階で
最古の歩道橋は取り壊される予定である。
パワーを感じた!神魂神社 日本最古の大社造 [最古巡礼]
神魂(かもす)神社(松江市) 1583~
カモスとは神霊が鎮まり坐す所「神坐所」に由来し、
出雲大社を創建する際に神魂神社をモデルにしたという説もある神社です。
社伝によると、出雲国造家の縁祖「天穂日命」が降臨した知であり、
私的な斎場だったとも考えられています。(詳細は新書にて)
神様を迎える「ひもろぎ」です。
最近では「パワースポット」の地としても知られています。
松江、出雲の出かける際には、訪れてみてください。
樹齢1100年の大ソテツ [最古巡礼]
ソテツ 推定樹齢1100年
日本最古のソテツ
こちらは樹齢800年ですが、「元気いっぱい」という感じてグングン成長していて、
キングギドラみたいです。
静岡県の清水にある龍華寺には、推定1100年の大蘇鉄があります。
根回り6㍍ 58本の枝がうねうねと伸びるこの蘇鉄、1670年の開山時に八丈島から運ばれてきた
と言われています。大正13年に国の天然記念物に指定されたので本当ですよ!
本当は、蘇鉄って年輪がないので、正確な樹齢はわからないのですが、一見の価値ありの物件。
しかし、お寺にはなぜ蘇鉄が植えられているのだろうか?
と考えてしまったサイコトラベラーでした。
だれかご存じの方いらっしゃいますか。
日本最古のサボテンもありました。一本のサボテンが上に伸びずに横に広がり、
畑のようになっています。
日本最古の舗装道路はグラバー園にある [最古巡礼]
!
舗装道路 1870頃~
最古の宝庫、グラバー園の中でも、お気に入りの最古です。
舗装道路は一般的にはアスファルトを使用していますが、この舗装道路は
コールタールを使用していることが、日本アスファルト協会の古い文献から発見できました。
(新書に掲載)
JR中央線が走る、日本最古の高架橋 [最古巡礼]
日曜日の午後、ブラブラと新橋から有楽町、さらに神田に向かって
歩いてた時に発見したのが、午後の光を浴びて輝いていた線路下の高架橋でした。
高架橋 1908~
紅梅河岸高架橋 万世橋ができるまでの仮駅「昌平橋駅跡」でこの部分が日本最古の高架橋
メダリオンという装飾がステキです。
都内にあるJRの高架橋の中で一番古いのが、
中央線(下り)が走る旧万世橋駅周辺の高架橋です。
特に、お茶の水と万世橋間にある「紅梅河岸高架橋」は、
鉄道博物館の資料から1908年時点で完成していることがわかりました。
明治のこの時期の鉄道は、私鉄が国営になったり、組織が何度も改編されたので、
古い記録が残っていないものも多く、確認に時間がかかりました。
(新書に掲載)
日本最古の井戸 竜宮伝説が [最古巡礼]
井戸 日本書記 720~
鹿児島県の指宿駅から車で30分くらいのところに開聞町という町には、日本書記にも登場する竜宮
伝説が残る最古の井戸「玉乃井」があります。一応、観光名所なのか、観光バスが数十秒ほど立ち
止り、ガイドが車内で説明しているようですが、取材中にはバスから降りて見学する人はいませんで
した。指宿温泉に、おこしの際は、ぜひお立ち寄りください。一見の価値あります。(新書で紹介)
玉乃井 (開聞町十町) 百名山のひとつ「開聞岳」
青森県の日本最古「鉄道防雪林」 [最古巡礼]
1月22日(金曜)深夜24時40分~
TBS系列番組「新知識階級クマグス」で日本最古のクマグスが登場しました。
防雪林(青森県・野辺地) 1893年~
明治24年9月、盛岡・青森間の開通し東北本線が全通しましたが、当時の運行は連日の雪害によ
り極度の困難に直面していました。ドイツ留学を終えて帰国まもない青年林学者・本多静六博士は
「鉄道の防雪には森林をもってすることが、すべての面で最善である」と、時の日本鉄道株式会社の
重役渋谷栄一に進言。翌年一斉に造林が実施され、わが国初めての鉄道防雪林が誕生することに
なりました。
2010年は信貴山「開運橋」から [最古巡礼]
開運橋(信貴山) 1931~
開運橋 週刊新潮で連載していた「わが街・日常遺産」の最終回で紹介した橋です。
信貴山の朝護孫子寺(奈良)参道にある開運橋は、トレッスル橋脚を用いたカンチレバー橋として
現存する最古とされ2007年に登録有形文化財に指定されました。
年末、NHKの「ゆく年、くる年」で紹介されてました。
日本最古の量産鉛筆 [最古巡礼]
三菱鉛筆 1901年~
日本最古の鉛筆は、静岡県久能山東照宮の博物館に
徳川家康が所有していたスペイン製といわれる鉛筆です。
また、伊達政宗もシャープペンのような、木軸に芯を入れて使用する鉛筆を持ってました。
しかし、諸々の理由で撮影することができませんでした。
そこで、明治になって造られた鉛筆を探したら、こんな鉛筆に出会いました。
眞崎仁六(マサキニロク)が独学で研究して、世に登場させた後の三菱鉛筆です。
当時は鉛筆を使う習慣がなかったのですが、時の逓信省に正式採用されてから量産化が始まり、
局用鉛筆とよばれました。
玉井醤本舗 日本最古の味噌屋さん [最古巡礼]
金山寺味噌 1614~
最古の玉井醤本舗・大阪屋三右衛門店
に残るもので、最古の「みそ・醤油屋」と思われる玉井醤の名前が登場する。
そろそろ仕込みも完了し、2010年度製の金山寺味噌が10月頃から食べられます。
予約は早めに!
この味噌屋さんの金山寺味噌は、添加物や電気、ガスは一切使用しない、
江戸時代と同じ製法でつくる、まさに日本の「スローフード」。なめ味噌とよば
れるもので、ごはんと一緒に食べるとおいしいです。年に一度、夏の時期に
仕込むだけなので、なくなり次第、販売は終了の貴重品です。
℡0737-62-3412 地方発送可能です。
芭蕉も泊まった旅籠 [最古巡礼]
旅籠 1716~
最古、旅籠、というキーワードで検索すると、膨大な情報がありますが最古の旅籠の情報は見つかりません。
しかたがなく、現在営業する旅籠の開業年を、ひとつひとつ調べます。
そして、たどり着いたのが、愛知県・赤坂宿の「大橋屋」さんでした。
取材をお願いすると、ご主人から一言、「うちが一番古い?」
今までの経緯を説明して、納得してもらいました。(新書で紹介)
芭蕉が宿泊した部屋は当時と同じ。290年間の記憶が部屋に残る
愛知県宝飯郡音羽町大字赤坂字紅里127
℡05338-7-2450
湘南にあった「日本最古の港」 [最古巡礼]
和賀江島(わがえのしま) 鎌倉・材木座海岸 1232~
海水浴客やサーファーでにぎわう鎌倉の材木座海岸には、
貞永元年(1232年)に日本で最初に造られた港(築港)があります。
鎌倉周辺から集めた石をつみあげた港は何度か修復されて利用されましたが
明治の初年には高波で築提が崩れ船が寄港できなくなりました。
(詳細は新書にて)
瀬戸内海、島の時計店が日本最古だった! [最古巡礼]
島の時計店は日本最古だった
新光時計店 150年前~
瀬戸内海の大崎下島(御手洗地区)で150年前から続く時計店がある。まだ庶民には縁のない
時代に将来を見越して販売したのだ。すごい!今のご主人は四代目の松浦敬一さん。高度な
修理技術を持つ氏のところには、海外のテレビで紹介されたこともあり、世界中から高価な時計
の修理依頼が届く。朝の光が細部を見るのには適しているので、朝8時から開店する。
東京最古の駄菓子屋 [最古巡礼]
駄菓子屋さん 1781~
雑司が谷・鬼子母神にある上川口屋さんは1781年から続く駄菓子屋さんです。
現在の主人はナント13代目です。一応、東京で最古と言われてますが、同じ敷地で
江戸時代からの建物でずっと営業されているので、私は「日本最古の駄菓子店」だと思ってます。
川口屋さんの場合は、客観的ないろんな資料が残っており確実ですが
一般的には最古を検証するのが難しい物件です。
豊川稲荷に残る現役最古のポスト [最古巡礼]
ポスト 1912年~
赤いポストがお目見えしたのは、明治34の10月に日本橋の北側に設置されました。
それまでの木製のポストとは異なり、当時としては、とてもモダンな試作品で話題になった
そうです。豊川稲荷に現存する赤いポストは、それから約十年後の明治45年に設置された
「丸型庇付ポスト」と呼ばれるものです。(詳細は新書にて)
日本書記に登場する温泉!崎の湯(南紀白浜) [最古巡礼]
湯壺 657~
南紀白浜の共同湯(崎の湯)には、日本書記にも登場する湯壷(温泉)があります。
以前はこの湯壷の底から温泉が湧いましたが、現在は数百㍍はなれた所からの引き湯です。
1400年前の古代から、皇族や貴族のリゾートだった温泉「崎の湯」
なんと、300円で楽しめますよ。(新書に掲載)
湯壷に入るオジサン
茨城県にある日本最古のワイン醸造所 [最古巡礼]
シャトー 1903~
茨城県の牛久に、およそ100年前にボルドーから
葡萄の苗木を.6000本移植した日本最古のワイン醸造所がある。
造ったのは「神谷バー」で有名な神谷傳兵衛。
醸造は昭和38年まで続いたが、現在は記念館として醸造の歴史の展示や、
レストラン施設になっていて楽しめます。
盛岡市のレトロな消防番屋 [最古巡礼]
消防番屋 1913~
盛岡市の紺屋町にある番屋と呼ばれた昔の消防署です。
大正2年に建てられ2005年まで現役でした。愛嬌ある意匠がひときわ目につきます。
藩政時代の町火消し「よの字組」が明治になり、消防組、そして「盛岡消防組四部」となりました。
事前に連絡すれば内部も見学できます。
(詳細は新書にて)
問い合わせ先 盛岡市総務部消防防災課 ℡019-626-7404
奈良県生駒山にある、日本最古の飛行塔 [最古巡礼]
飛行塔 1929~
奈良県の生駒山上遊園地には、昭和4年に設置された現存する最古の「大飛行塔」が
現在も稼動中です。一見エッフェル塔を思わせる塔のかたちは、今みてもとてもモダンな
デザイン。戦時中は防空監視所になったおかげで、取り壊しを免れたというエピソードが
長い歴史を物語ります。(新書に掲載)
山梨県にあった日本最古の「神代桜」 [最古巡礼]
山高神代桜 推定樹齢2000年
山梨県・北斗市の[実相寺]境内には、
日本武尊のお手植え伝説が残る日本最古の桜があります。
大正時代には27㍍もある巨桜でしたが台風で折れてしまい、
今は13㍍ほどになってしまいました。
開花状況は実相寺のホームページで確認できます。
高田世界館 100年目の映画館(旧高田日活) [最古巡礼]
祝 近代化遺産に認定!
高田日活は平成21年2月6日、経済通産省が発表した「近代化産業遺産群 続三十三」に認定されました。
同館は三月中に所有者から「街なか映画館再生委員会」に譲渡され、「世界館」として新たに
出発します。おめでとうございます!
映画館 1911~
新潟県の上越市高田にある映画館「高田日活」は,明治44年に高田座として開業した現存する
最古の映画館建築と思われる。コンクリート風の柱の中は木造。当時流行した擬洋風建築としも
貴重なものだ。近年、長野市で、より古い可能性のある映画館が建築家の検証により確認された
らしいが、竣工当時の遺稿が残る高田日活の貴重さはまったく揺るがない。
金沢・兼六園 最古の噴水 [最古巡礼]
兼六園 日本最古の噴水 1861~
日本最古の噴水と言われる兼六園の噴水である。一時期、水戸の偕楽園の噴水と最古論争が
話題になったが、製作年代がはっきりしてるということで、兼六園に軍配が上がったようだが、偕
楽園の噴水も同年代のものらしい。水位の高低差を利用して吹き上がる噴水は極寒の冬でも、
写真のように健在であった。
最古の新幹線 さよなら 0系 [最古巡礼]
新幹線 0系 1964~
取材旅行中、防府~新尾道間で偶然に0系新幹線に乗車することができました。駅に到着するたび
早い新幹線にぬかれるので毎回5分間ほど停車。撮影するにはとても効率的でした。今はもう運転
を終了したので貴重な体験でした。
かつて京橋にあった弾正橋(現在、八幡橋) [最古巡礼]
最古の鉄橋 弾正橋 1878~
国産第一号の鉄橋「弾正橋」は京橋(現在の宝町)に架けられ、現在は江東区の深川八幡宮境内
の東側の八幡遊歩道にあります。米国の設計図を元に日本で製作。、昭和52年に国の重要文化
財に指定された貴重な橋です。(詳細は新書にて)
最古の洋風駅舎 [最古巡礼]
南海電鉄「浜寺公園駅」 1907~
今も現役の明治の洋風駅舎「浜寺公園駅」は、東京駅を手がけた辰野金吾が最初の設計した駅舎
で,現存する私鉄の駅舎の中でも最古と思われ、日本の鉄道の歴史の中でも貴重な遺産である。