二万八千年前の生木(最終氷期埋没林) [わが街遺産]
最終氷期埋没林
土のあいだから見える木々は、青森県の出来島海岸沿いにある最終氷期埋没林とよばれる
約28,000年前のエゾマツやアカエゾマツの針葉樹です。
埋蔵林は海岸の断崖に1kmに渡り露出しています。幅約30cmの泥炭層に1m~2mの間隔
で、数千本が並ぶ規模は世界最大級といわれ、最終氷期(約80,000~20,000年前)の極寒期
に洪水などの急激な環境の変化により針葉樹が水没し、真空パックのような状態になったまま
埋没したという貴重な樹木です。腐食せず生木状態なのが驚異的です。
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